新しい三郷駅が出来ました！

１９９９年３月１９日、いよいよ新三郷駅舎最後の日を迎えました。
この日の終電で新三郷駅舎は閉鎖され、新駅舎へ引っ越しとなります。

終電近くの２３：３０頃、東側駅舎には数名の鉄道マニアと地元利用者が最後を見届けに来ていました。
家族連れの若い女性や少し年輩の奥さんがカメラやビデオを構えていたのが印象的でした。
公衆電話やタバコの自動販売機は早々に移動され、何となくガランとした印象の改札付近の様子です。

古いタイプの改札機は２２：３０頃に搬出されました。おそらく新駅舎に移設はされず、廃止されるのでしょう。改札の彼方に新駅舎の灯りが見えます。

最終電車に乗るべく三郷駅へ向かいます。車内放送での新三郷駅移設アナウンスやホームでのアナウンスを期待して録音機を持って行きました。
三郷駅のホームからは線路切換工事を行うあたりの作業灯が見えています。

残念ながら車内放送も駅放送も特別なものは一切ありませんでした。
最終電車をホームから見送ります。

ホームには名残を惜しむように終電が出た後もいつまでも人が残っていました。
反対側ホームの位置を知らせる看板の役割ももうおしまいです。

駅舎は静かにその役割を終え、世界一上りと下りのホームが離れた駅はごく普通の駅になります。

さて、線路切換工事はこれからが正念場です。
あいにくまとわりつくような雨が落ちる中、大人数で工事が行われました。
機能までの暖かさとはうって変わって雪に変わりそうな程寒い中の工事でした。

工事の方々には本当にご苦労様でした。